ここまで野球肩の事について原因や肩の動きをなどを書いてきました。
ただ、野球肩は何度も繰り返して痛みを訴える人がとても多い怪我の1つでもあります。
どうして再発を繰り返してしまうのでしょう?
その理由は“どうして野球肩になってしまうのかを理解していないこと”です。
野球肩になる理由は前にもお話ししましたよね?
オーバーユース、ミスユース、ディスユースでした。
この原因となるものを知ってはいるけど、理解していないからなのです。
投げすぎはだめだよ、ちゃんとしたフォームで投げなきゃだめだよ、ちゃんとアップをしなきゃだめだよ。
何度も言われていると思いますし、指導者の方は何度も指導してきたと思います。
でもまた痛くなる。痛みがひいてまた投げる。の繰り返しだった人もいると思います。
私もその一人です。
この連鎖をどうしたら止めることができるのか。
それは【野球肩についてしっかり理解し、自分の体をしっかり管理する事】です。
これが一番の近道なのです!
ただ、どうしたら良いのかわからない人もいると思います。
そんな人は是非私たちの所に相談に来てください。
わかりやすい説明、ストレッチの方法、体の使い方、トレーニング、しっかりとお教えします。
そして、怪我や痛みが原因で選手生活を志半ばで諦める人が一人も出ないようにしたいと思います。
お気軽にご相談くださいね。
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ボールを投げる際、肩周りはどんな動きをするのでしょうか?
前回は肩の動きを解説しましたが、今回は投球時の肩の動きを見てみましょう。
今回は全体的な動作ではなく肩に注目して解説していきます。
まずは投げる前です。
このように肩を外転させながら内旋させていきますね。
ここからトップの位置まで持っていくと、次の写真のようになります。
ここから肩は外旋されていきます。
多くの人はここで痛みを感じると思います。
肩の外旋筋がうまく動かずに引っかかってしまい痛みを起こす人が多いからです。
このまま外旋を最大まで行い、今度は投げる方向に動かしていくと次の写真のようになります。
今度は肩を内旋させながら屈曲していきます。
そしてボールを投げます。
このようにボールを投げる時には色々な動作が混ざっています。
特に内旋、外旋が何度も行われているのが確認できますよね。
人はボールを投げる際には肩の色々な動きを一瞬で行わなければならないのです。
頭で考えながら投げるというよりは覚えた動きを本能的に行うというイメージですね。
だからこそ投げる時の動きをしっかりと理解するのが大切なのです。
動きを理解し、その動きを実際に行う。
その良い動きを体に覚えさせる事。
これをしっかりとやる事が野球肩予防につながるのです。
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みなさんは自分の体がどのくらい動くか知っていますか?
今回は肩周りを中心に自分でチェックしてみましょう。
まずは手を横にあげてみてください。これが外転です。
【外転】
まっすぐ上まで上がれば正常です。
次に屈曲。手をまっすぐ前からあげてください。
【屈曲】
これも上までまっすぐいけば正常です。
手を後ろにあげてみましょう。これが伸展です。
【伸展】
次に小さく前へ習えをした状態から脇を開かずに手を外方向に動かします。
これが外旋という動きです。
逆の方向に動かすと内旋ですね。
手を真横にあげて後ろの方向に動かします。水平伸展です。
最後です。さっきの状態から今度は前に動かします。
水平屈曲です。
【屈曲】
それぞれの参考可動域を下に記します。
屈曲 → 180度
外転 → 180度
伸展 → 50度
外旋 → 60度
内旋 → 80度
水平伸展 → 30度
水平屈曲→135度
です。
それぞれ参考可動域となるので、人それぞれ微妙に違いはありますが、大体の人は上の参考可動域に当てはまります。
でも、自分ではなかなかわからないですよね。
そんな時は自分でチェックする方法があります。
左右差を調べてみるという方法です。鏡があれば良いのですが、なければ窓ガラスなどを見て調べてみてください。
自分で見て、動きの悪い方や、動きずらさを感じるというのを確認してみましょう。
誰かに見てもらうというのもよいですね。
自分の体に興味を持つ、自分の体を知るというのはとても大切なことです。
是非チェックして見ください!
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みなさんのなかで、肩をいくら治療しても痛みが取れなかった人はいませんか?
または、しっかり休養をとって肩を休めて治療をして治ったと思ったのに、投げたらまた痛くなってしまった人はいませんか?
そんな人はもしかしたら肩だけの原因ではない事もあります。
例えば、ボールを投げる時は体を反らして投げますよね?
その時に体が上手に反ってくれないと肩に負担がかかってしまいます。
それから、足を踏み出した時に股関節や膝、足首がしっかりとクッションとなり足の力を上半身に伝える事ができないと、手投げになってしまい肩への負担が大きくなってしまいます。
上に書いたのはほんの二例ですが、原因は人それぞれなのでもっとたくさんの原因があると思います。
しかしこのように他の原因を探すとなると自分ではなかなかチェックが難しいですし、どんな風にケアやトレーニングをしたらいいのかわからないですよね。
そんなときは当院に相談してみてください!
体のバランスチェック、投球フォームのチェック、治療はもちろん、セルフケアやトレーニングを指導いたしますので、安心してくださいね。
そして一つ覚えておいて頂きたいのは、治療しただけで野球肩が治る事はほとんどありません。
大切なのは治療と共に自分で自分の体をしっかりと管理することです。
いくら私たちが治療しても、自分自身の管理やケア、トレーニングを怠るとそれが全て自分自身に返ってきてしまうことを覚えておいて頂きたいです。
また、指導者の皆さまには自分のチームの選手をしっかり管理して頂きたいのです。
皆さまと私たち、二人三脚の治療でしっかりと野球肩の治療、予防をしていきましょう!
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野球をやっている、やっていた人の中には野球肩になったという人がいると思います。
もしくは、野球肩に悩んでいるチームメイトがいたという人もいるかもしれません。
今まで書いてきたように野球肩になる原因というのはわかっているのに、なぜ多くの人が野球肩になってしまうのでしょうか??
その原因は様々あります。
例えば、チームにピッチャーが1人しかいない。
投げ過ぎは承知の上で投げなければいけない。
急に投げなければいけない状況だった。
投げ方を指導してくれる人がいない。投げ方を見てくれる人がいない。
など色々と原因があるかと思います。
どの原因をとってみても、やはり肩を痛めしまう要素があります。
この前にも書いたように【オーバーユース】【ミスユース】【ディスユース】のどれかに当てはまるのです。
では、なぜこのような事がわかっているのに野球肩の人は多いのでしょう?
それは、多くの人がこのような事を知らない、または理解していないからなのです。
しっかりと理解していれば野球肩を予防する事ができます。
当院では野球肩になってしまった人はもちろん、予防をしたい、どう指導したらいいかわからないといったご相談も受け付けております。
もちろんトレーナー活動も行う事もできますので、お気軽にご相談ください。
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みなさん、肘を動かしてみてください。
多くの人は肘が180度くらいまで伸びて、そこから先には伸びないと思います。
次に膝を伸ばしてみてください。
ここも180度くらいで動きが制限されると思います。
このふたつの関節は、骨や靭帯によってジョイント部分がしっかり連結しています。
このふたつに限らず、ほとんどの関節が骨や靭帯よってしっかりとつながっているのです。
では、肩はどうでしょう??
まずは動かしてみてください。
上に、横に、後ろに、グルグル回す事も出来ますよね!
体が硬かったり、痛みの強い人は動きが制限されますが、そうでない人は他の関節に比べて自由に動くと思います。
なぜなら、肩の関節は他の関節と違って骨や靭帯よってがっちりつながっていないからなのです。
そして、肩周りには細かい筋肉がたくさんついています。
この筋肉が色々な方向に腕を動かしてくれます。なので肩は自由に動き回ることができるのです。
ただ、自由に動き回るからこそ、動きすぎて怪我をしてしまったり、筋肉が細かいので、少しの力で痛めてしまいやすかったりします。
どの筋肉を痛めてしまっているのか?肩の動きの何が悪いのか?自分ではなかなかわからないと思います。
当院では痛みの原因をしっかりと探し出し、治療していきます!!
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肩は色々な方向に動きますし、たくさんの筋肉に保護されています。にもかかわらず、野球をしていると肩が痛くなる人がいます。
なぜでしょう??
それは大きく分けて3つの理由があります。
1.使い過ぎ【オーバーユース】
特にピッチャーの人に多く見られます。
なぜ投げ過ぎてはいけないのでしょう?
それは、ボールを投げる動作によって同じ場所に負担がかかり過ぎてしまうからです。
例えるなら、針金の同じ所をずっと曲げ伸ばしする動作です。
この動作をすると針金は折れてしまいますよね。人の筋肉や関節なども同じです。
同じ所に何度も負荷がかかることによって筋肉や関節を痛めてしまうのです。
2.間違えた使い方【ミスユース】
ボールを投げる動作にはオーバースロー、サイドスロー、アンダースローなど色々な種類がありますが、ボールをリリースする場所が違うだけなのです。
“ゼロポジション”という言葉を聞いた事がありますか?
ゼロポジションというのは肩が最も安定し、肩周りの筋肉を効率よく最大限使える肩の位置なのです。
このポジションからずれてしまうと余計な部分に負荷がかかってしまい、その部分を痛めてしまう原因にもなってしまうのです。
ちなみにゼロポジションの簡単な確認方法は、力を抜いて両手を頭の後ろに持ってきた時の肩の位置、これがゼロポジションです。
3.不使用後の急な負荷【ディスユース】
みなさんは準備運動無しでいきなり全力疾走したらどうなると思いますか?
私は確実に肉離れです。これを肩に置き換えてみてください。キャッチボールも全然しないで全力投球なんて、考えただけでも痛くなりそうですよね。
ちなみに筋肉や関節なども急に刺激が加わるとグッと力が入ってしまい、うまく動いてくれません。
その状態でボールを投げてしまうとやはり無理な動きになってしまい、肩を痛めてしまうのです。
上に挙げた3つが主に肩を痛めてしまう原因です。肩を痛めてしまった事のある人であれば当てはまるものがあるのではないのでしょうか??
ちなみに上に挙げた3つは野球肩だけでなくどの様なスポーツ障害にも当てはまります。
使い過ぎ、間違えた使い方、不使用後の急な負荷、に気をつけてくださいね。
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野球肩とはいったい何でしょう?
病院や整骨院で、「野球肩ですね。」と言われた人はたくさんいらっしゃると思います。
でも、一概に野球肩といってもどこを痛めているのか、何でそこを痛めてしまったのか分からないまま治療していた人もいるかと思います。
そこで、野球肩と言われるものを並べてみます。
【】内は痛みの出やすいところです。
1.筋肉・腱を痛めてしまい肩に痛みが出ているもの
・回旋筋腱板損傷、回旋筋腱板炎【関節の周り】
・上腕二頭筋長頭腱炎【肩の前側】
・上腕三頭筋長頭腱炎【肩の後ろ】
・三角筋後部繊維損傷【肩の後ろ】
・インピンジメント症候群【肩のラインの曲がり角】 等
2.関節・関節周囲の軟部組織を痛めてしまい肩に痛みが出ているもの
・関節包炎【関節の周り】
・肩峰下滑液包炎【肩のラインの曲がり角】
・バンカート病変【関節の中】 等
3.骨を痛めてしまい肩に痛みが出ているもの
・ヒルサック病変【関節の中】
・上腕骨骨端線離開【上腕骨の上の方】 等
4.神経に障害が起き、肩に痛みが出ているもの
・胸郭出口症候群【腕がしびれる、力が入らない、入りづらい】
・肩甲上神経障害【腕がしびれる、力が入らない、入りづらい】 等
この様に肩の周りの筋肉や骨、神経などを野球をしている時に痛めてしまったものを野球肩と言っているのです。
ただ、上書いたような言葉で言われてもよくわかりませんよね。なので当院ではわかりやすい説明と図や模型を使った説明をしておりますので安心してくださいね。
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肩が痛くて投げれない、投げたらまた肩が痛くなりそうで怖い。
そんな悩みを抱えながら野球をしている人はいますか??
また、チームメイトにそんな悩みを抱えている人はいますか??
自分自身もそんな悩みを抱えながら野球をしてきました。
怪我や痛みを抱えながら運動するのはとても大変なことですよね。
私の周りには怪我や痛みが原因で選手生活を志半ばで諦めてしまった人もいました。
私もその中の一人です。
そんな人を1人でも減らしたい!野球を、スポーツを諦めて欲しくない!そんな想いで私はこの道を選びました。
みなさんは肩の痛みを感じた時にどんな対処をしてきましたか??
我慢してそのままにしていたり、ごまかして投げ続けて悪化させたりそんな経験はありませんか?
治療してみたけどよくならないから、途中で治療をやめてしまった人はいませんか?
CMC西葛西整骨院ではそんな悩みを解決するため、症状が出ている肩だけでは
なく、関連している筋肉や関節など全身からの診断をしています。
痛みの原因は肩だけではない事もありますので、一緒に原因を探してしっかりと治療していきましょう!!
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